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村の片隅の神社に埋もれた木彫りの仏像を訪ねる

この2月に友人から、集落内に古い仏像があるが写真に撮らないかと誘われ、感激しながら何枚か撮影したのですが、ある集落の

管理のもとにある財産で、集落の許可を得ないと公表できないとのことで、ブログにも載せないでいたのですが、このたび許可を

得ましたので再び友人の案内で撮影に出かけました。

ところは丹波市氷上町三方「東地蔵」と云いますが、地元の人にさえ忘れ去られているのでないかと思われる程に、「荒れた」と

は云えないまでも、「手入れのなされていない」お堂が、村の片隅にひっそりと佇んでいました。



足を踏み入れると、虫の巣や死骸があちこちに溜まり靴を脱いで歩くには躊躇われるような堂内でしたが、正面に坐す「地蔵菩

薩」は実に立派なものでした。

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こんなところに何故? と思わせるようなお姿。

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壁には、昭和63年11月に氷上町教育委員会から、「地蔵菩薩坐像1躯」「木彫り仏像18躯」を「町指定有形文化財」に指定するとの

内容の額が掲げられていました。町としても重要文化財であることを認識していたようです。

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菩薩像の両側には、旧式な鍵のかかった格子の窓があり、苦労してようやく開けると中には、半ば朽ちかけた木彫りの仏像があり

ました。

聞くところによるとこの仏像、丹波の正倉院とも言われる「達身寺」の仏像とも関わりがあるようです。

定かではありませんが、「明智光秀の丹波攻めの際、多くの僧兵を抱えていた達身寺は多くの仏像を戦火から守るため仏像を山

中に隠した」、「その後そのまま放置されていたが、江戸時代になり疫病がはやり、仏像放置の罪が原因とわかり、引き上げて供

養した」、それが現在の達身寺の仏像群で、「その際の一部がこの神社に持ち込まれた」、という説もあるようです。

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しかし方や、長い間放置されていたとはいえ、その後は手厚く保護された達身寺と違い、村の片隅のお堂に置かれた仏像の環境

は、厚さや寒さや、時には風雨にさらされ…厳しかったと思われます。

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「仏像」の形を残しているとは云え、木は朽ち果て顔の表情も定かでありません。

それでも仏像は「仏」の象徴であるのだから、姿かたちに変化はあっても宿る精神に変化があるはずなし、むしろ年月を経るほど

に「ありがたさ」も増してくるのでは…。

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そんなお姿を捉えるにはやはり「モノクロ」の方が適しているように思われます。

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これも仏像の顔です、目鼻はありませんが、何となく表情が想像できそうです。

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まだまだ紹介は足りませんが、何とかこの貴重な仏像群、これ以上朽ちさせることなく留めたいものです。

地域の方々、行政の方々、もう一度この仏像群に目を向けてください。

この末には、この神社でお祭があるようです、多くの方が参加されればいいのに…。










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